自分の国でも英語を使うことができます
- Zara Credo
- 7月3日
- 読了時間: 2分

フィリピンは、7,641の島々からなる美しい群島国家です。文化と言語が非常に豊かで、国中で183の生きた言語が話されています。
国語はフィリピノ語ですが、それぞれの島や地域には独自の方言があります。たとえば、首都マニラがあるルソン島では、タガログ語が広く使われています。しかし、たとえ同じタガログ語を話していても、話し方や文法、語彙の選び方から「地元の人かどうか」がすぐにわかってしまうほど、地域ごとに違いがあるのです。

私はフィリピン南部、2番目に大きな島で育ちました。私たちの地域では、タガログ語とは異なる言語を話します。
タガログ語は理解できるし、話すこともできますが、私にとっては母語ではありません。マニラを訪れると、時々、私の話し方が通じにくいこともあります。
それでも、私は旅をしたり、新しい場所を探検したりすることをやめたことはありません。

ある日、ルソン島のある島を訪れたときのことです。私はパスポートを失くしてしまいました。そのため、外務省(DFA)に行って紛失の届け出と手続きをする必要がありました。
オフィスに着くと、スタッフの一人が私に聞きました。「タガログ語、話せますか?」
私は答えました。「はい、でもあまり得意ではありません。私は南部の出身なんです。」
幸いなことに、私たちは二人とも英語が理解できたので、会話は英語で続けることができました。
その日、私は必要な手続きをすべて無事に終えることができました。それは、英語があったからこそできたことでした。
その経験から、私は気づいたのです。英語は学校や仕事だけのものではなく、**現実の生活で使える「道具」**だということを。
英語を知っていたことで、私は自信を持てたし、「どうしよう…」と思った困難な状況でも問題を解決することができたのです。
家から遠く離れ、母語ではない言語の中で不安を感じながらも、英語のおかげで、私は自分の言いたいことを伝え、理解してもらうことができました。
だから、もし今あなたが英語を学んでいるのなら――どうかあきらめないでください。
英語は、いつどこで「あなたと助け」の間にある橋になるか分からないのです。
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